‹ 記事一覧

本音は言えない、
でも嘘もつきたくない。

面接で必ず聞かれる
「退職理由」の
答え方

言い換えのコツは、
不満を「次の条件」に変換すること。

この記事はPRを含みます

NextCareer編集部

20代・第二新卒の転職情報を取材・執筆

対策無料面接対策をプロに相談する

「前職を辞めた理由を教えてください」。第二新卒の面接で、この質問が出ないことはまずありません。そして多くの人が、ここで止まります。

給料が安い、人間関係がきつい、休みが取れない。本音はそのあたりなのに、そのまま言うと印象が悪くなりそうで言えない。かといって作り話をすると、掘り下げられたときに崩れます。

この記事では、実際に20代がどんな理由で辞めているのかを統計で確認したうえで、それをどう言い換えると伝わるのかを例文で整理します。

目次
  1. データで見る、20代が会社を辞めた理由
  2. 面接官が退職理由で確かめている2つのこと
  3. 言い換えの型:不満を「次の条件」に変える
  4. 理由別・NG例とOK例
  5. 嘘をつかずに話すための線引き
  6. 深掘りされたときの受け答え
  7. よくある質問

データで見る、20代が会社を辞めた理由

厚生労働省が毎年実施している調査に、転職した人が前職を辞めた理由を年齢別に集計したものがあります。25〜29歳の男性では、個人的な理由を除くと次の順でした。

前職を辞めた理由(25〜29歳・男性)
25〜29歳男性が前職を辞めた理由は、給料等収入が少なかった16.9%、職場の人間関係11.5%、労働条件が悪かった9.8%、会社の将来が不安8.1%。 給料等収入が少なかった:16.9% 16.9% 給料 職場の人間関係が好ましくなかった:11.5% 11.5% 人間関係 労働時間、休日等の労働条件が悪かった:9.8% 9.8% 労働条件 会社の将来が不安だった:8.1% 8.1% 将来不安

出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」表5(転職入職者が前職を辞めた理由別割合)。「その他の個人的理由」「その他の理由」を除いた上位。

女性の25〜29歳では順番が変わり、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が15.2%で最も多く、「職場の人間関係が好ましくなかった」が14.0%と続きます。20〜24歳でも、男性は給料(12.5%)と労働条件(11.3%)、女性は労働条件(13.6%)と人間関係(9.8%)が上位でした。

つまり、あなたが辞めたいと思っている理由はまったく例外的なものではありません。面接官も当然これを知っています。隠す必要はなく、伝え方を整えればいいだけです。

面接官が退職理由で確かめている2つのこと

退職理由を聞く目的は、辞めた人を責めることではありません。確かめたいのは次の2点です。

確認 1

うちに来ても、同じ理由で辞めないか

採用にはコストがかかります。1年で辞められると、その分が丸ごと無駄になる。だから「その不満は、うちでは起きないか」を確かめています。

ここで不満だけを並べると、原因が環境なのか本人なのか判断できません。判断できないものは、採用側にとってリスクになります。

確認 2

自分で状況を変えようとした人か

嫌なことがあったとき、すぐ離れるのか、一度は動いてみるのか。これは入社後の仕事の進め方にそのまま出ます。

「相談した」「やり方を変えてみた」という一行があるだけで、受け取られ方が変わります。結果が出ていなくても構いません。

この2つが満たせていれば、辞めた理由そのものがネガティブでも問題になりません。逆に、どれだけ前向きな言葉を並べても、この2つに答えていない話は通りません。

言い換えの型:不満を「次の条件」に変える

使える型はひとつです。

そのまま言うと

◯◯が不満だったので辞めました。

型に当てはめると

◯◯という状況のなかで△△を試しましたが、構造的に変えられない部分だと分かりました。そこで、□□ができる環境で働きたいと考えるようになりました。

順番は「事実 → 自分がやったこと → 次に求める条件」です。不満を消すのではなく、不満を裏返して条件に変換すると考えると作りやすくなります。

嘘をつく必要はありません。給料が理由なら、それを隠すのではなく「成果が給与に反映される仕組みの会社で働きたい」という条件に変えるだけです。

※最後の条件が、応募先で実現できるものになっているかは必ず確認してください。その会社にないものを求めていると分かると、逆効果になります。

理由別・NG例とOK例

理由1:給料が低い

NG例

3年目になっても手取りが変わらず、生活が厳しかったので転職を決めました。

OK例

担当件数が増え、新人の指導も任されるようになりましたが、等級が変わらないと給与の幅も変わらない仕組みでした。昇格の条件を上司に確認したところ、現在の人員構成では数年先になると分かりました。成果が評価に反映される期間が短い環境で、もう少し早く力をつけたいと考えています。

金額の話を「評価の仕組みの話」に置き換えています。生活が苦しいという事情は事実でも、採用側が判断できる材料にはなりません。

理由2:人間関係

NG例

上司と合わず、理不尽な指示も多かったため、限界を感じて退職しました。

OK例

業務の進め方が担当者ごとに違い、確認の取り方に時間がかかっていました。手順をまとめて共有することを提案しましたが、部署として運用を変える形にはなりませんでした。チームで同じやり方を共有しながら進める職場で働きたいと考えています。

人間関係は、面接でいちばん扱いが難しい理由です。個人への不満として語ると、相性の問題に聞こえてしまいます。仕組みの話に寄せると、第三者にも検証できる話になります。

理由3:残業・休日

NG例

残業が月60時間を超えることもあり、体力的に続けられないと思いました。

OK例

繁忙期は月60時間ほどの残業があり、その時期は資格の勉強に時間を割けませんでした。業務の一部を前倒しする形で調整を試しましたが、受注の波に左右される部分が大きく、個人では解消できませんでした。業務量が平準化された環境で、腰を据えて専門性を伸ばしたいと考えています。

労働時間を理由にするときは、その時間で何をしたかったのかまで言えると強くなります。「休みたい」で終わると、仕事への意欲が低いと受け取られかねません。

理由4:仕事の内容が合わない

NG例

配属が希望と違い、やりたい仕事ができませんでした。

OK例

配属先では既存のお客様への対応が中心でした。1年半続けるなかで、問い合わせの背景を聞き取って提案につなげる場面にやりがいを感じ、社内公募にも応募しましたが、部署の人員が埋まっており異動はかないませんでした。提案まで関われる職種で経験を積みたいと考えています。

「やりたい仕事ができなかった」だけだと、次も同じことを言う人に見えます。社内で動こうとした事実が入ると、話の重みが変わります。

※例文はよくあるパターンをもとに作成した一例です。そのまま使うのではなく、自分の経験に置き換えてください。面接では必ず具体的な場面を聞かれます。

嘘をつかずに話すための線引き

言い換えと作り話は別のものです。線はここで引きます。

やっていいやってはいけない
事実複数ある理由のうち、話す順番を変えるなかった出来事を作る
表現同じ事実を、別の言葉で説明する数字や期間を盛る
分量聞かれていない不満まで話さない聞かれたことに嘘で答える

辞めた理由がひとつということはまずありません。給料も人間関係も労働時間も、全部少しずつ効いているはずです。そのなかから、応募先で解消できるものを選んで話す。これは嘘ではなく、選択です。

避けたいのは、数字を盛ることです。「残業80時間」と言って、在職中の給与明細と合わなければ、それだけで信用を失います。

面接対策まで見てもらえるサービス

PR

模擬面接や想定質問の対策に対応しているサービスです。応募先ごとの傾向も聞けます。

  1. 1

    (提携後にサービス名を入れる)

    20代・第二新卒向け

    • 20代の転職支援に強い
    • 書類添削・面接対策が受けられる
    • 相談・利用は無料

    紹介を準備中です

  2. 2

    (提携後にサービス名を入れる)

    未経験歓迎の求人が中心

    • 社会人経験が浅くても応募できる求人を扱う
    • はじめての転職でも担当者がついて進められる
    • 相談・利用は無料

    紹介を準備中です

  3. 3

    (提携後にサービス名を入れる)

    求人数が多い総合型

    • 幅広い業界・職種の求人から探せる
    • 自分のペースで求人を見られる
    • 登録・利用は無料

    紹介を準備中です

掲載しているサービスの情報は各社の公式サイトに基づきます。申し込みはリンク先のページで行われます。

深掘りされたときの受け答え

用意した答えを話すと、たいてい追加で聞かれます。よく来る3つを想定しておくと落ち着いて対応できます。

  1. 1「それは上司に相談しましたか?」

    ここで「していません」と答えると、確認2で落ちます。実際に相談していれば、その時期と返ってきた内容を話します。していない場合は、していないと認めたうえで、なぜできなかったのかを説明します。取り繕うより正直なほうが結果はいいです。

  2. 2「うちでも同じことが起きたらどうしますか?」

    「辞めません」と言い切る必要はありません。まず相談する、改善の提案をしてみる、という手順を具体的に話します。前職で動いた経験があるなら、それをそのまま答えにできます。

  3. 3「前の会社の良かったところは?」

    不満だけを語っていないかを確かめる質問です。ひとつでいいので答えを用意しておきます。研修が丁寧だった、幅広い業務を任せてもらえた、など事実ベースで構いません。ここで何も出てこないと、不満ばかりの人に見えます。

よくある質問

Q. 退職理由と志望動機は同じ内容になってしまいます

つながっているのは自然なことです。退職理由は「前の環境になかったもの」、志望動機は「応募先にあるもの」。同じ軸の裏表として話すと、一貫した人に見えます。分けようとして無理に別の話を作ると、かえってちぐはぐになります。

Q. 体調を崩して辞めた場合はどう話せばいいですか

回復していて働ける状態なら、隠さずに事実として伝えて構いません。重要なのは、現在は問題なく勤務できることと、同じ状況を避けるために何を確認しているかです。具体的な病名まで話す義務はありません。

Q. 会社都合で辞めた場合は不利になりますか

不利にはなりません。事業縮小や部署の廃止であれば、そのまま事実を伝えます。自分の評価とは別の事情だと分かるので、むしろ説明が簡単です。離職票の記載と食い違わないようにだけ気をつけてください。

Q. 面接でどのくらいの長さで答えればいいですか

1分前後、文字にして300字程度が目安です。長く話すほど情報が増えて、突っ込みどころも増えます。短くまとめて、相手に質問してもらうほうが会話になります。

PR

\ 20代の転職に強いプロに無料で相談 /

おすすめサービスの紹介を準備中です

個人情報は各サービスの規約に基づいて管理されます

あわせて読みたい

相談
無料

20代の転職のプロに相談する